第1回CALSスクエア北海道フォトコンテスト「コンクリートと人と土」

総 評

 工事現場にはきつい、汚い、危険の「3K職場」というイメージがあり、そこで働く作業員は「コワイ人」という先入観さえもたれがちだ。 しかし、今回の応募作品からは、工事現場で見かけた「笑い」、建機や作業に対する「感動」、作業員に対する「感謝」、構造物の「美」、 そして建設業の「未来」といった土木に対するポジティブなメッセージが伝わってくる。
 その集大成として「建設業とエンドユーザーの良い関係」を感じさせる作品が上位に入選した。 最優秀賞の「すごいね」からは工事現場に対する子供たち素直な感動が伝わってきてほほ笑ましい。 優秀賞の「なごみのひととき」は、作業員たちの笑顔が周囲の人までもなごませた瞬間を切り取った点が素晴らしい。 「生命の源」は、生活に最も欠かせないものを「水」に象徴し、それを供給する「ダム」を土木の象徴としてコンビネーションにした構図が秀逸だ。
その他の入選作品からも土木の様々な魅力が伝わってくる。
 

家入 龍太

審査員

・株式会社イエイリ・ラボ 代表取締役 家入 龍太
・工業系大学教授
・プロ商業カメラマン
・建設関係女性事務員
・CALSスクエア北海道審査員

展示会

札幌地下街 オーロラコーナー(オーロラタウンから北1西3道新への地下通路)
 期間:平成22年11月12日(金)〜11月18日(木) ※最終日は18時半まで展示
 
北海道庁本庁舎1階(札幌市中央区北3条西6丁目)
 期間:平成22年11月29日(月)〜12月3日(金) ※最終日は17時まで展示
 
第一合同庁舎1階南面ホール(札幌市北区北8条西2丁目)
 期間:平成22年12月13日(月)〜12月17日(金) ※最終日は17時まで展示
最優秀賞

「すごいね」

保育園の近くで道路工事が行われていて、子どもたちの大好きスポットとなっています。 働く車が実際に動いている現場は男の子はもちろん、女の子にとっても魅力的のようです。

優秀賞(土木の日賞)

「なごみのひと時」

夜遅い時間にもかかわらず、道路整備をしている姿に感銘を受けシャッターを切りました。作業中、ふと見上げたときの笑顔が印象的でした。

優秀賞(北海道建設新聞社賞)

「生命の源」

命の源である水と人の生活を支え建築物としても魅了される雄大なダムとの関わりが撮れた作品です。

ナイス現場賞(リコー賞)

「笑顔の上司」

色々大変な現場でも、上司の笑顔でまた頑張れます!

学生部門賞

「stop」

とても懸命に働いていた工事現場の人たちを撮りました。大きな声で「ストップ!」と言っていた瞬間をとらえたものです。

女性審査員賞

「道路にアート」

赤平バイパス開通前に地域の方々と道路に絵を描きました。 この上にはまだ舗装が被さるため、見えなくなってしまいますが参加された方はみんな生き生き! 今の子供達にとって道路に絵を描くことは非日常であり、このことで少しだけ道路(建設業)に興味を持ってもらえたら・・・ と思いました。

CALSスクエア北海道賞

「大きな未来へ踏み出す一歩」

一人では歩けない未知の世界、こうやって大人が道標になって一歩を進んで行って欲しいです。

審査員賞

「歩行者通路」

歩行者通路を広く取ることで、歩行者も嫌な顔をせず通行してくれる。

審査員賞

「すごいねー」

石狩川をまたぎ、滝川市と雨竜町を結ぶ橋の架けかえ工事の現場です。 普段何気なく走っている橋ですが、作っているところを見る機会はなかなかありません。 通りがかった時に、じっくり見たいという子供たちのリクエストに答えました。 大きなクレーンとトラックよりも大きなコンクリートの塊を見て、二人とも驚くのと同時に感動していました。

審査員賞

「川とコンクリート構造物とのふれあい」

写真の上流は落差工、下流側は玉石組み床固め工、手前の左岸は護岸根固め工の平場、 右岸は魚栄ブロックによる擁壁工など多様なコンクリート構造物河川施設と中州の河畔林湿性植物などが自然景観と調和された中で子ども達が魚釣り、 水遊び、昆虫採集など自然体験を楽しんでいる様子の写真です。

入 選
「暑い1日」 「切断」 「思ひ出の工事現場」
「朝陽の樹海」 「新夕張ダムの建設」 「安全・安心な暮らしのために」
「リアル!」 「春までお待ち下さい」 「壁の向こうは…」